『愚』

ここんとこ、『愚』ということにこっちゃいまして
ややこしいことになっています。

実体的な愚は今さら始まったことでなく、
我が人生のインデックスにもなっている代物なので置いとくことにして、
言葉としての愚に執着してみました。

私たち日本人は「つまらないものですがぁ、」といって
選び抜いたプレゼントを送る癖があります。
世界中をひとっ飛び、立派な地球人として国連常任理事国を目指す勢いを以てしても
自国に帰れば、「つまらないものですがぁ、」とやってしまうわけです。
ついつい鼻をほじくる癖と似ています。
その中身も然り、気の抜けた去年のカレンダーなんて送ったりしません。
グラビアアイドルのプレミア付なら別ですが。

ほとんど、死語の世界ではありますが、
愚にもそういう要素が含まれています。

「愚妻」といわれておこっちゃいけないということです。

愚妻は愚妻なのですが、妻は愚妻といわれたことに腹を立てずに人前で愚妻と表現できる夫を礼儀をわきまえた立派なやつだと誇りに思わなければなりません。そして何を隠そう、それを支えているのは私なのと小さいけれど鋭い自信を持たねばなりません。
夫は夫で愚妻と言いつつ、実は天下一品の妻なのよ〜んと相手にほのめかしつつ、俺は幸せ者なのさおまえあっての俺だぜ。と妻へのめくばせも忘れてはいけません。
さらなる底辺には、そういうこといっちゃっても大丈夫な深い絆や信頼、あうんの呼吸なんかもあるわけです。

疲れますよね。。。疲れます。

日本人特有の暗号みたいなもんです。
解読機だって熱をもってトロトロです。

これは渋い大人の味なのですよ。
だから若い人が飛びついてはいけません。
使用上の注意というのをよく読んでその上で使わないというのが得策です。
知っておけば思わぬところで巻き込まれても
「愚妻なんですか。大変ですね。」なんていっちゃって
人生の大切なポイントをのがすことがありません。

ちなみに「愚夫」というのはありませんので注意したいところです。
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by r_dew_1 | 2005-05-11 16:57 | A4  

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