麦畑がみたい。

車が運転できたらね、ふらふらっと麦畑を見に行きたい。

公安委員会御推薦のゴールド免許所持者の私は
別名、ペーパードライバーともいいます。
深いトラウマが紙の上を走る私の生い立ちです。

左折するとき、ワイパーが動き出す。というのは誰にでもあることです。
教習所の教官はその安っぽいうけ狙いに不機嫌な毎日なのです。
その遅れを取り戻すべく緊張で、直角座りの角度ばかりが気になります。

その日の私もそうでした。
なんとかこぎつけた仮免許、路上デビューでした。
所内を出るときからすでにシートベルトのおさまり具合が気になって仕方がありません。「最初に確かめればよかった。」反省することはすばらしい。
でもTPOもあるのです。

ふたつめの信号待ち。
「なかなか、いいですよ。」と教官。ほっとする私。
信号は黄色から青へ。節度をわきまえて、ゆっくり直進。
のはずが、ガタっ。なぜかまっすぐなシートにあおむけの私。
一瞬、言葉を失う教官。

「は、は、はやく。はやくして。」
「は、はやくって、*<?`@;、」
「青だから、青だから、」
「青って言ったって、+:、>/p';`」

車は凶器ではありません。私が凶器なのでした。
ガンダムも主人公次第なのですね。

五月の風にそよぐ金色の大麦畑。
それを実現するにはもう一度教習所に行かなければなりません。
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by r_dew_1 | 2005-05-17 15:27 | A4  

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