罪のつぐない方

子供たちはお盆に乗せたお味噌汁を運びたがります。
「こぼさないで!」
おとうさんたちはトイレでおしっこをこぼします。
「こぼさないで!」

こぼし屋にかこまれた日々に肩がうんざりと垂れ下がります。

そんなおかあさんにこぼすけどやさしいおとうさんが声をかけます。
「今日はお寿司を食べにいこう。」
おかあさんは年に一度のカーネーションより、本音はお寿司のほうが好きなことは
おとうさんだけが知っている秘密です。

おとうさんは自分も少し楽しみます。
板さんのこぼし度を自分とくらべているのです。つまり、マス酒のこぼし具合。
おかあさんに怒られないように心のなかで念じます。
「こぼしてぇ。」

とろけるような中トロまぐろ、あっさりした鯛には昆布の風味が寄り添います。
「そろそろ、いってみましょうか。」

軍艦マーチの登場です。
宝石みたいな赤い粒。

「こぼして、こぼして、どんどんいっちゃって〜。」とおかあさん。

こぼれいくらは心も味もみんなの大好物。
しょく罪とはそういうこと?
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by r_dew_1 | 2005-05-20 19:14 | A4  

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