再会。

わっ!このひと!
あのときと同じドキリが胸で鳴った。

テレビに映ったポスターは確かにあそこで会った人だ。
忘れることの出来ないインパクトだったから。

もう15、6年くらい前の話。
遊びに行ったのか用事だったのかも覚えていないくらい。
普段はあまり行くことのない横浜伊勢佐木町のファーストフードのお店だった。

トイレの入り口のドアを開けると、正面の鏡にうつっていた人。
ドキリ。その姿に一瞬、腰を抜かしそうになった。
3秒くらいはフリーズしたかもしれない。
狭いファーストフード店の洗面所はふたり入れば満員で、
でもすぐに出るのも失礼なかんじがして私は軽く会釈をしてトイレに入った。

独特の化粧と服装、これまで出会ったことのない雰囲気は
脳裏にくっきり焼き付いて記憶写真になって留まっていたようで、
あ、あのひとだ。
テレビに映ったその人の写真は瞬時に私のそれと一致した。

テレビはすぐに次の話題に移ってしまったけれど、
初めて聞いた彼女の名前を検索した。
ヨコハマメリー

彼女は映画となり、写真集となり、舞台となって、ネットの上にも咲いていた。
伝説の物語を抱えたその人とすれ違っていた事実がいまはひどく不思議なかんじで、
特別な一瞬だったと思ったりしている。
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by r_dew_1 | 2007-03-13 22:43 | A4  

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