だるまさんがころんだ。

「ダ・ル・マ・サ・ン・ガ・コ・ロ・ン・ダ。」
振り返るけど彼が動く瞬間を目撃することができない。

「ダ・ル・マ・サ...。」
たまにズルをしてみる。

「ダ・ル・マサンガコ・ロン・ダ・ルマ・サンガコロン。」
フェイントしてみる。

「.......。」
しばらくじっとみつめてみる。


彼は1㎜のスキも目撃されることなく、
決まった時間になると2倍の大きさに膨れ上がっていて私をせせら笑う。
「今日も僕の勝ちだね。」

私はいい気になっている彼を大理石の硬い板の上に引きずり出してポンポンと叩く。
大きく膨らむ態度のわりにはふにゃふにゃなヤツだ。

今日はいくつに分割してやろうか。
今日も殺生、4分割。
それにしてもカードってよく切れる。
「所詮私にはかなわないのだよ。」

痛々しい傷口を折り込んであげてしばし、休戦。
彼は丸まって眠る。

ごめんね。
おわびにイケメンにしてあげる。
整形だよ。いや成形。
そしてベーコンの彼女と結婚するといいよ。
バケットにもなるといいよ。

すっかり自信を取り戻した彼はまた少し膨らむ。
今度は1.5倍の慎ましさ。大人になったんだね。
オーブンに入ったら彼女と仲良くね。

私?
もう君には興味ないの。○○の頃の君が好きだったから。
また、『だるまさんがころんだ』しようね。



     *


最近こんなワールドのわたくしです。
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by r_dew_1 | 2007-10-07 23:46 | A4  

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