自然児。

「そうだった、発酵中だった。」
いそいそとボウルをのぞく。
「あれっ、まだじゃん。もうずいぶん経ってるよ。」
『だって寒いもん。』
「そうだよね〜、もう12月。じゃあもうすこし頑張ってね。」
『えー、冷たい。』
「冬は冬。この寒さのなかで君は君なりのやり方で自分を見つけるのだよ。」
『ちぇっ。』

最近の発酵スタイルは厳しさです。


「しまった、もうストックパンがないんだ。」
ボウルをのぞく。
『まだに決まってるじゃん。』
「あっ、生意気。」
『だって寒いもん。』
「いいよ別に。かわりにシフォンケーキ焼いちゃうから。一時間もしたらふっかふっかのができちゃうんだから。」
『こっちだっていいよ別に。あーぁそうやってぶくぶく太るんだよね、人間って。』
「くーっ、生意気二乗。」

最近の発酵パン種は強かな反抗期です。


「もういいみたいだね。」
『うん、OK。』
「お昼に焼くはずが夕方になるね。」
『それもいいじゃん、まぁ期待して。』
「おっ、自信だねぇ。」
『あのさぁ〜。』
「うん?」
『シフォンケーキ、美味しかった?』
「ば〜か、焼かなかったよ。」

最近のパン種は生意気可愛いです。
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by r_dew_1 | 2008-12-12 12:39 | A4  

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