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水やり。

太陽とさんざん遊んだみどりたちは今日もまたひとつ育ったみたいです。

「またね。」
太陽は地球のあちら側とも約束をしています。
そうやって日が陰るころ、
「お水ちょうだい、喉渇いたぁ。」と声が聞こえます。

まずはジョーロの太口で根元にごくごくと注ぎます。
「もういいよ、ありがと。」とみどりたちは鉢のおしりからおしっこをこぼして答えます。

つぎはデザート。
ジョーロの口をシャワーに替えて上からわーっと降らせます。
「うはぁ、気持ちいい。」
葉っぱには水滴の子供たちが生まれて、スベリ台やらブランコやら大騒ぎ。
「楽しそうだねー。」

いつしか私もマイナスイオンに囲まれて、ここちよく癒されていたりするのです。
風がさわやかにおくれ毛を遊びます。
「くすぐったいなぁ。」

いちばん好きな緑の季節です。
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by r_dew_1 | 2007-05-05 17:18 | A4  

バカバカしい思索。

一昨日、億万長者になった夢をみた。
まだなにも買ってないし、美味しいものも食べてなかったし、どこにも行ってないのに
「わぁ、億万長者になったんだ。」という気持ちだけで、
目が覚めた。
『現実ならよかったのに...。』

なんと昨日は慣れない車を運転していてブロックにぶつけてしまう夢を見た。
我が家の車がみごとにへこんだ。
「やっちゃった、運転なんてしなきゃよかった。」と後悔しきり。
目が覚めた。
『現実じゃなくてよかった...。』

よく考えてみたら、やっぱり現実だったらよかったと思う。
だって、億万長者なら好きなだけ新車が買えるんだから。
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by r_dew_1 | 2007-04-19 17:09 | A4  

いよいよきたか、と思った。

おひるごはんに卵レタスチャーハンを作ろうと思った。
今日は卵を3個使っちゃおう。

ひとつめをボウルに割り入れる、殻を生ゴミ受けに捨てる。
ふたつめをボウルに割り入れる、殻を生ゴミ受けに捨てる。
みっつめを生ゴミ受けに割り入れる、殻をボウルに捨てる。

あーーーーっ!

まちがったぁーーーっ。

って、間違う以前の問題だよな。
卵がこんなにさみしいと思ったのははじめてだ。
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by r_dew_1 | 2007-03-15 22:23 | A4  

再会。

わっ!このひと!
あのときと同じドキリが胸で鳴った。

テレビに映ったポスターは確かにあそこで会った人だ。
忘れることの出来ないインパクトだったから。

もう15、6年くらい前の話。
遊びに行ったのか用事だったのかも覚えていないくらい。
普段はあまり行くことのない横浜伊勢佐木町のファーストフードのお店だった。

トイレの入り口のドアを開けると、正面の鏡にうつっていた人。
ドキリ。その姿に一瞬、腰を抜かしそうになった。
3秒くらいはフリーズしたかもしれない。
狭いファーストフード店の洗面所はふたり入れば満員で、
でもすぐに出るのも失礼なかんじがして私は軽く会釈をしてトイレに入った。

独特の化粧と服装、これまで出会ったことのない雰囲気は
脳裏にくっきり焼き付いて記憶写真になって留まっていたようで、
あ、あのひとだ。
テレビに映ったその人の写真は瞬時に私のそれと一致した。

テレビはすぐに次の話題に移ってしまったけれど、
初めて聞いた彼女の名前を検索した。
ヨコハマメリー

彼女は映画となり、写真集となり、舞台となって、ネットの上にも咲いていた。
伝説の物語を抱えたその人とすれ違っていた事実がいまはひどく不思議なかんじで、
特別な一瞬だったと思ったりしている。
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by r_dew_1 | 2007-03-13 22:43 | A4  

あじさいの春。

冬のあいだサボっていたのに、芽が出てる。
それどころか、葉っぱがすでに何枚も開いてる。

植え替えもしてあげなくっちゃ。
枯れ葉も除いてあげなくちゃ。
肥料も入れてあげなくちゃ。
ちゃ、ちゃ、ちゃ、で、もう春が来た。

でもあじさいのそんなところがいちばん好きなんだ。
秋早々に潔く葉を落とす、ちっぽけな小枝になって冬をまともに受け止める。
もう、死んだの?って何度も思う。

それなのに誰より早く春をつかまえる。
そうなるともう止まらない勢いで、次々次々手品みたいに葉をつけていく。
私はこうして毎年おすそわけの元気をもらう。

あわてて液肥なんか投入。
新芽を折らないように、丁寧に枯れ葉を除く。
鉢の汚れもきれいに拭き取る。

入学式の一年生みたいにピカピカだ。
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by r_dew_1 | 2007-03-09 22:23 | A4  

ホントは悔やんでる。

茶渋が付くのがイヤなので、大切なカップではお茶を飲まない私は一体なんなんだ。
漂白はすればするほど、さらに付きやすくなる気がします。

でも、もったいないよ。
ってことで、使いはじめたロイヤルコペンハーゲンのマグ。
なんでだかソーサー付きなのは、ブレックファーストカップっていうものらしいから。

スポンジの滑りよろしく、洗う私。
まぁ、使ってこそ食器というものだよ。
ニンゲンだってン万円もかけて美白するんだから、時々の漂白剤なんてやすいものだよ。
それにしても、貴女のブルーはきれいだねぇ。あっ、

あーっ!
ふ、ふちががぁ〜。

貴婦人は、はかなくも倒れたのです。
社会生活における経験不足にちがいありません。

貴婦人を支えてきたソーサー男爵も今となっては中途半端なヤモメです。
食器棚では転属を重ねた末に窓際となるのでしょう。
ごめんね、君のおしりのマークが捨てられないのかもしれない。

で、再び、百戦錬磨で生き抜いた野武士のマグに戻ったわけです。
Hello,Kitty!
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by r_dew_1 | 2007-02-23 00:02 | A4  

ちずるちゃん。

幼稚園のころ、ちずるちゃんっていうとても絵のじょうずな女の子がいました。
お誕生日の月に配られるカードには『おともだちにかいてもらいましょう。』の欄があって、みんながちずるちゃんの前に並んで順番を待っていたことを思い出します。
私も、もちろんちずるちゃんに女の子がお花畑で遊んでいる絵をかいてもらいました。12色のサインペンを巧みに使い分けながらカラフルに描くちずるちゃんの手許から生み出される世界をまるで自分が主人公になったようにうっとりと眺めていたに違いないのです。

そんなことを考えながら、大人になっても相変わらず私の目と脳と指先は絵神経で結ばれていないことを再確認してみたエルニーニョの今日でした。
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マウスでお絵かき道場
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by r_dew_1 | 2007-02-16 00:30 | A4  

リラックスとリフレッシュ。

ケンカをして、ぶすっと中座したままお風呂に入った夫が一向に出てこない。
外からうかがうと水音ひとつしない。
ケンカしたけど、なにも死ななくても。
と、のぞいてみた。

カチャリと細くドアを開けてみると、文庫本を手に湯船に浸かっていた。
「何?」
「本、読んでるの?」
「そうだけど。」
「ふーん。ページがめくりにくいよね。」
「そうでもないよ。」

私も昔はよくお風呂で本を読んだっけ。と思い出した。
持つ手が冷えてくるので交互に替えたり、体があつくなるとバスタブに腰掛けたり、脚を上げてみたり。
換気をしたり、と思うと追い炊きしたり。
湿度を吸い込んでクタとなったページを濡れた手で慎重にめくるのはちょっとした技だ。

しばらくしてあがってきた夫からはホカホカと石けんのにおいの湯気が立ちのぼってる。
頬をピカピカさせて違う国から帰ってきた人のようだった。
聞けば、出張先のホテルではいつもこうしているのだという。
お湯の溜め具合から、温度の調整、洗うタイミングとお風呂のタイプに応じていろいろ試してもいるらしい。

無頓着だとばかり思っていた夫があれこれと工夫しているのが可笑しい。
濡れた髪をゴシゴシと拭きながら、極めつつあるお風呂道を話す姿にちょっと笑った。

でもさ、長湯には水持って入った方がいいよ、死んだら私、困るもの。
なんだか私の戦闘ページも上手くめくられてしまったみたいだった。
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by r_dew_1 | 2007-02-12 17:36 | A4  

キミドリ小学校2年1組 青紫 あい。

わたしのしょう来のゆめはへんくつばばぁになることです。
へんくつばばぁは同じ洋ふくをたくさんもっています。
同じ洋ふくなのでみんなはくさいとおもっていますが毎日せんたくをしています。
へんくつばばぁはろう人会にはいりません。
いあんりょこうでりょこう会社にだまされるのがいやだからです。
へんくつばばぁはねこがすきです。
でもかいません。じぶんがさきにしぬからです。
へんくつばばぁはむかし子どもをうみました。
ゆうめいな会社のじゅうやくになってがい国にいてにほん語がはなせません。
へんくつばばぁはこ金をためています。
こそどろをおどろかせてこしをぬかせるためだといっていました。
きのうへんくつばばぁが走っているのを見ました。
やきいものトラックをおいかけていたのです。
わたしはへんくつばばぁになりたいです。
どうしてかというとへんくつばばぁはじぶんをしんじているからです。



●青紫さんの近くにこんなおとしよりがいるのですね。
けれどもばばぁというのはやめましょう。
くとうてんをつけましょう。
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by r_dew_1 | 2007-02-05 17:36 | A4  

守らなくちゃいけないもの。

こんなに暖冬で、桜はうまく咲くのかなぁ、なんて思う。こうしている机からは桜並木が見下ろせる。桜は好きだから部屋のこの場所も好きだ。毎日ながめていると、春の芽吹きや開花はもちろん、緑の葉桜、染まる紅葉、日に日に積もる落ち葉、寒さの中で無防備な枝を固くしている姿にも愛着を感じる。そして雪。今年はまだ枝に積もる雪景色を見ていない。雪が降ると、「頑張れ、もうすぐだよ。今が咲くための理由だよ。」と心で声をかける。ズッシリとしたぼたん雪にも、吹きつけるような大雪にも、枝を広げてじっと受け入れる様子をながめていると、この樹はきちんと自分の役目も意味もわかって少しずつ大きくなりながら、何年も何年も生き続けているのだと思う。自然が自然であることを当たり前に信じてる。だからきっと今年の暖冬だって、自分のできる精一杯の調節をしながら乗り越えるのだろう。早いのか例年通りなのか、もう針のような小枝が空に向かって少し伸びはじめている。生命なんだとしみじみ思う。今日もシャンパンゴールドの西日を受けながら「今年はあったかいね。」なんて雑談、聞こえてきそうだ。

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by r_dew_1 | 2007-02-03 16:08 | A4